病院について

理事長院長挨拶

内藤病院 理事長院長 内藤 雅康 (ないとう まさやす)

初めまして、内藤病院院長の内藤雅康です。

私は2000年に福岡大学医学部を卒業し、消化器外科医になるため当時の福岡大学医学部第二外科に入局しました。

入局後は、外科医として進行がんを含め多くのがん患者さんの治療に携わりましたが、外科治療のみではがんの根絶には不十分であることを痛感し、さらなる治療を求め、がん免疫療法を学びたく久留米大学免疫学講座でがん免疫療法について研鑽させていただきました。

その後、がん免疫療法の研究に興味を持ち、ハーバード大学に留学させていただきました。

今までの研究・治療経験を活かしたく2014年に内藤病院に戻り、多くのがん治療を実施しております。

また、早期がんから進行がんまで、がん患者さんに合わせ幅広く治療ができる先生方を招聘し、がんの緩和治療まで専門的に対応できる体制をとっております。

私も化学療法や免疫療法を専門的に行い、どのような状態のがん患者さんにも対応したいと思っておりますので、まずご連絡いただき、診療させていただきたく存じます。

当院の理念は、がん治療だけではなく、地域医療に積極的に携わることを謳わせていただいておりますので、一般的な内科・外科疾患もしっかり診療し、がん治療・地域医療の2点を重点的に行ってまいります。何卒よろしくお願いいたします。

【画像】院長

内藤病院 基本方針

  • 「がん」の患者さんに対し、高いレベルの治療を全国に提供する
  • 信頼される医療で地域の患者さんに貢献する

これらの目標に向かい皆が研鑽し和をもって協力しあう

がんのトータルケア

医療法人 松風海「内藤病院」では、関連施設である内藤クリニック、保健予防活動センター トータスとともに胃がん・大腸がんなど、がんの予防から治療まで包括的に患者さんとそのご家族を支援し、療養生活の質をよりよいものにするべく、品質の高い医療の提供を目指してまいります。

予防

検診でがんを発見する

がんの早期発見は治癒の可能性を高めるための重要な手段です。
定期的な検診は自覚症状のないがんの発見にもつながることがあります。
当院では市民検診における胃がん、大腸がん、肺がん等の検査、内視鏡による胃・大腸の検査を行い腫瘍の有無・進行度を検査できます。

メディカルフィットネスで疾病を防ぐ身体をつくる

内藤クリニック併設施設の保健予防活動センタートータスは医療法第42条に則った健康増進施設であり、疾病予防のため健康運動指導士のもと適切な有酸素運動を行い、運動指導・保健指導を行っていきます。

トータスでは、トレッドミル、自転車エルゴメーターだけでなく長さ12.5メートルの施設内プールを設置し、疾病を予防できる身体づくりをサポートします。

治療

内視鏡的治療

疾病の予防・早期発見が重要視されている現在、内視鏡による診断、治療は画像・操作性など機器精度の向上、そして開腹手術に比べ低侵襲治療であり患者さんの身体的負担軽減につながることから、大きな期待を寄せられています。

外科的治療

当院では大腸がん・胃がんなど消化器系器官をはじめとした腫瘍除去の外科的治療により、根治的な治療を目指すとともに腫瘍部位を切除することにより発生するQOL(Quality of Life=生活の質)の低下を防ぐことに努めています。

がん化学療法

抗がん剤を使用する治療です。進行・再発がんの治療のため、がんの進行を遅らせることを期待して化学療法単独で実施するほか、手術前に大きな腫瘍を抗がん剤で小さくして、それから外科的治療を行うなど集学的治療の一部を担います。

化学療法といえば以前は入院が一般的でしたが、新しい抗がん剤や副作用を抑える薬の開発などにより外来で化学療法を実施することが可能になり、症状にもよりますが仕事を続けながら治療を行える方も増えてきています。

がんリハビリテーション

当院ではがん療法における集学的治療のひとつとして、リハビリによる生活の質の維持・向上に取り組んでいます。

がんそのものによる痛み・食欲低下・だるさ、治療による身体機能の低下が発生しても能力の回復や維持を目的にがんの治療と並行して行い、病状の変化などその場の状況に応じて適切な対応を行います。

緩和ケア

緩和ケアとは「病気に伴う心と身体の痛みを和らげること」を目的としたケアです。

これまでの緩和ケアの考え方はがんに対する治療が終了してから緩和ケアに移行することが一般的でしたが、現在では患者さんの尊厳・生活の質・自分らしさを保つことは、治療を進めることと同じくらい大切なことであると認識され、がんの治療初期から痛みや心のつらさを軽くするため、必要に応じて実施されます。

当院では緩和ケアチームの配置のほか、毎月1回、精神科の非常勤医師が精神的ケアを行い、患者さんがより豊かに療養の時間を過ごせるよう取り組みを行っております。

集学的治療

外科的治療・内科的治療(化学療法・免疫療法)・内視鏡的治療・放射線治療など複数の治療法を組み合わせて行うことを集学的治療といい、当病院においても各分野の専門家が協力して集学的治療を可能にしています。

法人・病院概要

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